【ダブル】第23回MDC優勝構築 リザードンワルビアルスタン Double Mega Evolution

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構築のスタートはリザードンワルビアルギルガルドから
漠然とリザードンを使いたいと考えて、まず最近の全国ダブル環境に多く、とても厄介だと感じている存在が霊ランドロス。こいつをどうメタるのかという考えから始まった
ランドロスはS種族値91であり基本的にはリザードンより遅いが、スカーフが多いことでその関係が逆転している事が多く活躍しにくい環境になっている
PTをより自然な形に保ちつつ、リザードンとの並びが良さそうなポケモンを探している時にワルビアルに目をつけた
ワルビアルに着目した点としては
・S種族値92であるので先発で霊ランドと対面した場合にスカーフの判断が容易である事
リザードンが浮いているので地震を選択しやすく、又リザードンの弱点である電気、岩に対して受け出しができ後発の相性も良い
・横の並びでの攻撃範囲の相性も良い
・はたきおとすが決まることで相手のポケモンの型判断が容易。又、最近のスカーフ枠はS100以下に固まってるイメージ(単に霊ランドロスが多すぎるだけかもしれない)
 よって、相手のスカーフを落とす事でS関係を逆転することができる
・PTにとって重要な要素である威嚇要員。更に、キリキザンに対しても強気にいける(横のポケモンの命は保証できませんのできちんとお考えください)
この2匹に対して後発にギルガルドを置くことで威嚇を回すサイクルを意識する事ができ、ギルガルドがワイドガードを所持している事で相手の霊ランドロスがなだれで拘った場合に対処がかなり楽になる
簡単にPT構築の始めを説明したので個体解説とその他の採用理由に入ります


リザードンリザードナイトY
メガ前:173-x-98-142-105-167
メガ後:173-x-98-192-135-167
熱風 エアスラッシュ 火炎放射 守る

 

火炎放射とオーバーヒートで悩むところですが、火炎放射で相手をきちんと仕留めたりオーバーヒートにしない事で場に居座り続けて相手に圧力を与え続ける事を意識しました
構築がリザードンが中心となっており、リザードンをどう守りつつ相手のポケモンを倒していくのかという事なのでリザードンはなるべく居座ることができるようにしました
エアスラッシュは全体的に格闘への打点が乏しく、ヒードランに対してはワルビアルで処理する事を考えればいいのでめざ地の採用にいたりませんでした
しかし、この構築は全体的に炎に対して受け出しすることができないのでヒードランに対してワルビアル以外からも打点が欲しいと感じたのならめざ地の採用も視野に入ります

 

ワルビアル@気合の襷
171-169-100-x-90-158
地震 はたきおとす いわなだれ 守る

 

持ち物は相手の霊ランドのスカーフを判断するためにスカーフ以外とすると襷が一番安定すると思い、襷を採用しました
相手のハイパーボイス入りや雨に対して弱気な選出になるのを避けるため、この構築でのサイクルの重要な役割を担っているためどの相手に対しても高い選出率にできるようにしました
地震、はたきおとす、守ると3枠はすぐに決まったのですがラス1の技は馬鹿力、いわなだれorストーンエッジが候補になってきました
馬鹿力はガルーラ地震で一撃で倒せないバンギラスを一撃で倒すことを意識した場合、いわなだれは対リザードンファイアロー、エッジは威嚇が入っても相手のリザードンファイアローを倒すことができる
これらが簡単に考えられる採用理由でした。
私がいわなだれを採用した理由として、まずリザードンファイアローに対しての外しは致命的な負けにつながるので命中率をできるだけ高くしておきたいこと
ファイアローに対しては威嚇が入ったとしてもいわなだれ+反動ダメで落とせる事が充分に考えられる事、リザードンに対してはSが負けており下手するとリザードンの隣のS高いポケモンからの集中でも落ちてしまうのであまり考えないようにして他のポケモンで対処しようと思いました

 

ギルガルド@食べ残し
シールド:167-x-171-112-170-58
ソード:167-x-71-222-70-58
シャドーボール ラスターカノン ワイドガード キングシールド

 

シャドーボールラスターカノンを両立していればかなりのポケモンに等倍以上の打点が入るので、両方を採用
構築上の考えからワイドガードを採用。おわり

 

化身ボルトロス@命の珠
155-x-90-177-100-179
10万ボルト めざめるパワー氷 挑発 守る

 

構築上、かなりキツい事が予想されるメガリザードンYをメタるためにはやい電気タイプを採用。更に、ガブリアスその他ドラゴンの処理も迅速にするためにめざ氷
どちらのポケモンも上から叩くことができ、特にリザードンはなるべき1回の攻撃で処理する事がとても重要なので火力強化アイテムの珠
挑発か電磁波のどちらを採用するのか迷いましたが、ドーブルへのメタ、ガルーラを選出する際のモロバレルのケア、簡単なトリルのケア等挑発の方が採用意義が高いと思い、挑発を採用
相手の猫持ちからの集中が普通に有り得るポケモンなので守るを採用しました
必ずガルーラを選出するわけでもなく、特にリザードン+猫持ちには一方的な試合展開になる事がデフォになりそうなので守るはほぼ必須だと思います

 

モロバレルゴツゴツメット
221-x-122-105-111-37
ギガドレイン キノコのほうし 怒りの粉 守る

 

リザードンを中心に展開する事を考えた場合、相手の電気タイプがいる時でも熱風で押していく事ができるようにモロバレルを採用しました
ゴツゴツメットにした理由は、相手のガルーラへの明確な打点が乏しく少しでもダメージレースを意識することやファイアローに対しても過労死させる事を意識しました
配分はBに厚めにして威嚇込みでの攻撃回数を稼げるようにしました

 

ガルーラガルーラナイト
メガ前:181-147-100-x-100-156
メガ後:181-177-120-x-120-167
猫騙し 捨て身タックル けたぐり 冷凍パンチ

 

ガルーラは一番最後に入ってきました
この構築を考えている時に他人と話しながら考えていたのですが、残り1枠でガルドーやその他の構築に回答をどう出すのか非常に悩んでいました
特にガルドーを筆頭にした相手の猫騙し+αに対しての勝ち筋が中々出てきませんでした

俺 (ガルーラが一番簡単なんだけど、リザードン活躍させないとな……)
相手「ガルーラでいいんじゃね?」
俺 「やっぱりか」

ガルーラの採用が決定しました
技は猫騙し、捨て身タックルは基本としてけたぐりはリザードンが苦手となりそうなバンギラスヒードランガルーラミラーでのガルーラへの打点
冷凍パンチは化身ボルトロスでのめざ氷の採用と同じようにPT全体で霊ランド、ガブリアスその他を迅速に処理する事を意識して採用しました
個人的に猫持ちのガルーラの最速は切れないと考えています。100族への同速への考え方としては同速にしておいて損はないという考えですが、それを抜きにしてガルーラガルーラ猫騙ししてくる馬鹿野郎が多いことです
これが失くならない限り、猫持ちガルーラは最速にするしかないと考えています